家ごはんレシピ:いりこだしのわかめスープ

レシピ

前回の更新からはや1ヶ月。Instagramで夏の思い出など振り返っていたら、こちらはお留守。
まぁそんなもんだと自分を許すのが肝要、だって夏じゃない(TUBEの前田さんお元気かな)

場の使い分け、むずかしいですね。
インスタにはレッスンやイベントに繋がるオフィシャルな情報やレストラン記録、こちらはわざわざ読みに来てくださる方にプライベートサロン感覚で、と先月は思っていたのに、インスタでも心の丈をこまごまと吐露してしまったり。
決めたルールに則ってつきあうのが、SNSとの心騒がぬ関係性だとわかっているのですが、飽きっぽかったりすぐ変化を求めてしまい、自分で決めたルールが守れない。
そもそも料理家なのに、アップするのは外食記録ばっかりってどうなの? と悩み始めたり。

家ごはんは最近、また楽しくなっているのです。むすめ2が夏休みで帰省しているからかも。
貧乏学生、こちらにいる間に栄養取ってね!と。食べてくれる人が増えるとやる気が出るよね。
とはいえお料理レッスンでお教えしているようなハレの日の盛り盛りメニューではなく、ざっくりと気負いなくありもので作るおつまみおかず。
そうか、そういうのをここでご紹介すればいいのかな。長い前置きでしたが、昨夜のごはん。

愛媛の煮干し🟰いりこ

愛媛の叔母から大量の煮干し(西日本ではいりこと呼びます)が届いて、お会いする方に強引に分け与えるいりこおばさんと化しているわたし。
昔から送ってくれるのは、伊予郡松前(マサキと読むんよ)黒田海産 さんのもの。しらすやちりめんも、わたしの主観ですが駿河湾のものが手弱女(たおやめ)だとすれば、こちらは塩味がキリッとしていて香ばしく益荒男(ますらお)という感じがします。

いりこの下処理
10㎝ほどもある大羽いりこは、①頭を取り ②残った身を縦に割き ③黒いはらわたをポロッと取る で下処理完了。だしを取る場合は、頭と身を昆布と一緒にボトルに入れ水で満たし、冷蔵庫に入れておくと必要な時にすぐ使えます。ボトルに7割ほどのいりこで特濃にしておけば、のばして使うこともできますよ。

で・・・あ、そうだわかめスープね。
たくさん読むのが面倒な方(わたし)向けに[簡易レシピ]は、
塩蔵わかめひとつかみは塩を洗い流して水戻しざく切り、だしがらの昆布も刻んでおく。
鍋に多めの油、長ねぎにんにく青じその香味野菜を入れて炒め、わかめ昆布と炒め合わせたら、だしと多めの酒、ナンプラーを加え、煮立ったら牛こまを放り込んで塩味をととのえたらできあがり。

[ちゃんとしたレシピ]
材料:塩蔵わかめ 30g、牛こま 100g、長ねぎ1/2本、にんにく1片、青じそ 5枚、いりこだし700cc、酒100cc、サラダ油 大さじ2、ナンプラー 適量
作り方
①わかめは塩を洗い流して水戻しし、ざく切り。にんにく、長ねぎ、青じそは小さく刻む。だしを取った昆布も細切りにする。
②鍋にサラダ油と①の香味野菜を入れてじわっと加熱し、香りが立ったらわかめと昆布を入れてざっと炒める。
③だしといりこの身と酒(酒多い〜と思われますがこれがおいしい素)ナンプラー大さじ2を加え沸騰したら、一口大に切った牛肉を入れ、火が通れば塩味を調えて出来上がり。
★わかめからもだしが出るので、魚醤であるナンプラー入れれば旨み十分かと思いますが、コクが足りんと思えばオイスターソースをちょろっと。
★いりこも具として一緒に食べましょう。だしだけ使い切っちゃったら、いりこのポン酢浸しもおつまみに最高です。
★炒め油はもちろんごま油でも。サラダ油ごま油半々だと軽い風味に。
★にんにくは最近、まとめてぶんぶんチョッパーで細かくして酢をほんの少し混ぜ、小びんにぎゅうぎゅうに詰めてサラダ油を上に流して冷蔵しています。本当に便利で、使うたびに、仕込んでおいた自分えらい!と自己評価が上がります。
★夏の間は、傷みやすく使い切りにくい長ねぎは、スライスされたパックを買うことも。むろん香りは切り立てに劣りますが、充分じゃないかい?と思います。便利な時代。
★うちでは初日はそのまま、翌日はかき玉で味変ボリューム増しで食べ切ることが多いです。

昨夜は、ひやむぎを茹でて水で締め、上から熱々スープをかけて冷やあつで味わいました。熱々は季節がらまだ無理ね。
ほかは空芯菜炒め(にんにく油、唐辛子で炒めて塩麹ナンプラー)
オクラ納豆やっこ(茹でオクラぶんぶんみじん切り+ひきわり納豆、炒りごま、だし醤油)。
ミネラルやカルシウムが充分に取れ、喉ごしも優しい晩ごはんでした。

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